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防水工事の空気抜きが大切である理由と膨れを防止できる工法とは?
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皆さまこんにちは!
防水工事ならペイントスタジオにお任せ!
屋上やバルコニーの防水工事後、時間の経過と共に膨れが発生する場合もあります。
膨れが生じたり放置したりするのは大変危険であり、日常生活にも悪影響を及ぼしかねません。
そのため、事前の対策法を把握し、トラブルなく塗装を仕上げていきましょう。
そこで本記事では、防水工事の空気抜きが大切な理由と防止策について具体的に解説していきます。
目次
防水工事で空気抜きが大切である理由
防水工事において空気抜きは大切です。
前述の通り、膨れが発生すると日々の暮らしでネガティブな結果をもたらします。
そのためにも、空気抜きに際しての知識を深めておきましょう。
空気を抜かないと膨れが生じる
防水工事では空気を抜かないと膨れが生じます。
膨れは小さい気泡から大きいドーム状まで幅広くあり、膨れによっては気付かない場合もあるでしょう。
初めて膨れを目の当たりにした方は驚きを隠せないかもしれません。
実際に膨れが発生するケースは一定数あり、居住者を悩ませています。
では膨れが発生する原因はなんでしょうか。
次から詳しく解説します。
膨れが生じる原因
膨れが生じる原因は一般的に施工業者の怠慢や劣化です。
代表的な例は下地の乾燥時間を割かなかったケースになります。
防水材と下地に水分が溜まり時間が経過すると、太陽光や熱気によって水が蒸発します。
結果、外気に逃げ切れなかった水蒸気が、防水材表面で膨れとなって現れるのです。
膨れはバルコニーや屋上などの広い場所ほど発生しやすい性質があります。
逆にベランダや狭いスペースでは膨れは生じにくいです。
まずは膨れの正体は水分であると念頭に置いておきましょう。
膨れをそのままにするのは危険
膨れをそのままにしておくのは危険が伴います。
最も被害が大きい事例は膨れの破断です。
問題箇所が膨張し破れてしまうと防水効果が失われます。
防水の役目を果たさなくなった箇所から水が浸入してしまい、雨漏りが発生してしまうのです。
さらに、一度下地へ侵入した水分は屋根全体へ広がる特徴があるため、雨漏りの危険性はさらに広がっていきます。
他にも屋根部材の腐敗やサビ・内壁材のカビ発生・下地の劣化につながります。
以上のように、たとえ小さな膨れであっても、すでに危険が迫っているのです。
症状が軽ければ改善の余地があります。
放置せず膨らみを見つけたら、まずは専門業者へ相談してみましょう。
空気抜きとして役立つ脱気筒
空気抜きには脱気筒(だっきとう)がおすすめです。
屋上に10~20cmの筒を見かけた方もいるのではないでしょうか。
まさに屋上に刺さった筒こそが脱気筒です。
ここからは脱気筒について解説していきます。
脱気筒とは?
脱気筒は防水材と下地に発生する水蒸気を逃がすための筒です。
空いた穴から内部に溜まった水分を放出していきます。
脱気筒は敷地面積によって設置個数が違い、一般的には30~100㎡に一つ設置。
広い場所では脱気筒が目立つほど設置するケースもあります。
また、脱気筒にはステンレス・アルミ・塩化ビニール製の3種類がメインです。
一般的にはステンレスが人気であり、さびにくく耐久性にも優れています。
屋上の状態や面積に合った脱気筒を選んでいきましょう。
脱気筒はどの屋上でも必ず設置されているわけではない
脱気筒はどの屋上でも必ず設置されているわけではありません。
例えば、敷地の形状によっては脱気筒を設置できないケースもあります。
加えてベランダのような狭い場所には設置しないのが一般的です。
となると、脱気筒を設置しなければ当然膨れの発生リスクは高まります。
前述の通り雨漏りの危険性もあるでしょう。
本ケースの場合は部分工事によって対応。
膨らみを取り除き、セメントを使用して補修工事を行っていきます。
狭小箇所や脱気筒が設置できない場所でも臨機応変に対応していくのです。
膨れを防止するなら通気緩衝工法がおすすめ
膨れを防止するなら通気緩衝工法がおすすめです。
現在は当工法が普及してきており、人気を博しています。
通気緩衝工法の特徴やメリットについては次から見ていきましょう。
通気緩衝工法とは?
通気緩衝工法は下地と防水層の間に通気緩衝シートを挟む工事手法です。
シートを敷いて障壁をつくることで、内部の水分が防水面に吸着するのを防ぎます。
結果、膨らみを抑え雨漏りリスクを徹底的に排除していくのです。
加えて前述した脱気筒を設置し、通気緩衝シートから水蒸気を外側に排出。
とくに広い屋上やバルコニーで取り入れられる手法であり、膨らみに対する悩みを抑えていきます。
通気緩衝工法の相場
通気緩衝工法の相場は6,000~9,000円/㎡です。
比べられる密着工法は4,000~7,000円/㎡のため、通気緩衝工法がやや高めと言えます。
違いは通気緩衝シートの有無です。
膨らみを抑えるためにシートは不可欠なため、金額に差が出ます。
まずはいくつかの業者へ見積もりを取ってみましょう。
通気緩衝工法のメリット
通気緩衝工法のメリットは何と言っても膨らみを防げる点です。
通気緩衝シートと脱気筒の効果で水分を逃がす構造が出来上がっています。
ウレタン防水工事における他の密着工法やメッシュ工法のデメリットを補っていると言えるでしょう。
その上、通気緩衝シートは軽量なため、建物に負担を掛けず施工可能。
広いバルコニーや屋上にも対応できるのが強みです。
通気緩衝工法のデメリット
通気緩衝工法のデメリットは費用がやや割高になる点です。
前述のとおり、密着工法とは㎡あたり約2,000円の差が出ます。
とくに屋上が広いマンションや施設であれば、合計金額にも違いが出てくるでしょう。
また、通気緩衝工法はシートの乾燥期間も設けるため、工期も長めに取ります。
密着工法と比べると約3~5日ほど工期が長いです。
金額と工期はネックになりがちなのは念頭に置いておきましょう。
通気緩衝工法の流れ
ここからは通気緩衝工法の流れを順番に見ていきましょう。
具体的には大きく以下4手順の流れです。
1.下地の清掃と下地塗り
まずは下地についた汚れやほこりを綺麗に清掃していきます。
下地塗りを漏れなく行うためです。
清掃が完了したら通気緩衝シートを貼るための接着剤を塗ります。
完了したら十分な乾燥時間が必要です。
2. 通気緩衝シート貼り
続いては通気緩衝シートを貼っていきます。
通気緩衝シートを通じて後述する脱気筒から水分を逃がしていく構造です。
しわやずれなく貼り、シート間で生じたすき間には上からテープを貼っていきましょう。
3.脱気筒の設置
脱気筒の形状に合わせてシートを切り、切り口に脱気筒を設置していきます。
脱気筒は30~100㎡に一つ設置するのが一般的です。
4.ウレタン塗膜防水材塗布
最後にメイン工程であるウレタン塗膜防水材を塗布していきます。
防水材は下塗り→上塗り2回→仕上げ材を塗って完成です。
仕上げ材は防水材の経年劣化に対応する役目を果たし、約5年に1度塗り替えていきます。
膨れを生じさせないためにも空気抜きは大切
屋上やバルコニーに膨れを生じさせないためにも空気抜きは大切です。
膨れの状態が悪化するとひび割れが発生し、中に水が浸入してしまいます。
侵入した水は家全体に広がり劣化を進めていくのです。
カビやサビが発生するだけでなく、最悪の場合水漏れを引き起こすケースもあります。
快適な暮らしを実現するためにも、あらかじめ空気抜きの重要性を把握しておきましょう。
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