クリア塗装 豊田市 塗装 オケゲン
外壁屋根塗装の豆知識
2020.11.27 (Fri) 更新
みなさん、こんにちは。
元のデザインや風合いを維持することができるクリア塗装は、最近人気が出てきている塗装方法です。
クリア塗装(クリヤー塗装)」とは、顔料を含まない無色透明な塗料を使って塗装することを言います。
現在の外壁の風合いや意匠性、デザインなどを維持できるため、レンガ調・タイル調・石目調などのサイディングをはじめ、モルタル・タイル・コンクリートなどの外壁におすすめの塗装方法です。
ただし、外壁の素材や状態によっては、クリア塗装が適さない場合もあります。
透明な塗料なのであれば、どのような外壁にも塗装できそうに思われるかもしれませんが、クリア塗装には向き不向きがあります。
向いている外壁
【劣化が少ない外壁】
無色透明で外壁の意匠性が損なわれないということは、ひび割れやチョーキング(白く粉を吹く状態)などの劣化がそのまま残るということでもあります。
そのため、クリア塗装は劣化が少ないうちに行うのが一番だと言えます。
【窯業系サイディング/モルタル/コンクリートなどの外壁材】

現在、外壁材の主流とされる窯業系サイディングは、レンガ調・タイル調・石目調など、デザインの種類が豊富です。
このようなサイディングのデザインを残したい場合に、透明なクリア塗装が大いに活躍します。

また、上の画像のようなモルタルの外壁や、コンクリートなどに適した塗料もあります。
不向きな外壁
【光触媒やフッ素塗料などでコーティングされた外壁】
表面に光触媒・フッ素・無機などのコーティングが施されている外壁は、クリア塗装が付着しづらく、塗膜が剥がれやすくなる可能性があります。
ただ、最近では特殊コーティングに対応した下地材もありますので、施工可能かどうか業者に判断してもらいましょう。
【金属系サイディングの外壁材】

金属系サイディングは、表面がつるつるしていて密着性が悪いため、クリア塗装とはあまり相性がよくありません。
また、顔料入りの塗料で錆止め塗装が必要な場合もあるので、クリア塗装ができない場合が多いのです。
【劣化が激しい外壁】

クリア塗装は外壁に発生している劣化が透けて見えてしまいます。
補修を行ったとしても、その補修跡を隠すことはできないため、劣化が激しい外壁には向いていません。